新入社員の傾向とこれからの教育を考える

先日知りあいの結婚式に参加した時に
隣の席の桐生さんと話をさせてもらった。
桐生さんは個人特性診断ツールを開発されている。

桐生さんの個人特性診断ツールは
株式会社シャイニングで
「ビジョンを実現するテスト」
として提供されている。

この診断ツールの分析は
約20年の追跡調査によって
組み立てられた偏差の結果で、
今年でのべ8万件の診断蓄積があるという。

興味深いのはここ8年くらい特に
新卒の傾向が変わってきた
とのお話だった。

詳細は省くが
どうやらここ最近の新卒の傾向は
親からの注視、過干渉が多くなり、
「親に嫌われると生きていけない」ために
頭が良くなった。ということらしい。

その結果、
他者評価が基準となり、
本当の優しさを身に付けていない
という人生を歩む傾向があるという
分析結果が出ているそうだ。

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その話を聞いた時、
なるほどと納得してしまった。

というのも
ここ数年新人研修をしていて
感じていたことの理由を
得てしまったからだ。

ここ数年の新卒の傾向は
とにかく飲み込みが早く
こちらの説明の意図するところを素早く理解し
こちらが望むような回答をしてくれる。

一見すると非常に優秀なのである。

ところが基礎知識を元にして
答えのない応用を
自分で考えなければならなくなると
途端に行動が消極的に
なってしまうことがある。

そしてひつように模範解答を
求めてくるのである。

基礎知識を元にした応用は
模範解答というものはなく
講師の解答はあくまで
いち意見でしかないのであるが、
それでも自分が正しいのかが
気になるようだ。

話を聞くと言葉には出さないが、
失敗したくないという思いが
非常に強いことがうかがえる。

ところが新人のうちは
丁寧に教えてもらえても
2年目以降になると
自分でなんとかしなければならない
会社は多い。

2年目になると
いきなり自分で考えて行動することを
求められるわけだ。

けれど失敗したくない若手は
失敗を恐れるあまり
行動が遅くなるか、
できなくなってしまう。

分析結果はこうした若手が
これからも増える傾向に
あることを示している。

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これからもビジネス環境は
目まぐるしく変わっていく。

そのため何がうまくいって
何がうまくいかないかは
状況によって変わってしまうだろう。

これからは新人のうちから
素早く行動し、
結果はどうあれ、
その経験から次につながる行動を
素早く導きだして
行動する力を養う必要がある。

ところが、
いまの若手は親の過干渉により
積極的に経験し、その経験を振り返り
次につながる行動を導き行動することが
とても苦手である。

その状況を踏まえて
育成内容や育成計画を立てていくことが
必要であると感じた話だった。